2009年 02月 27日
活字、追っかけ中。
昨日やっとさで晴れたと思ったら、
今日はまた朝からしとしと冷たい雨。
冷えます。
ぽんぽんがぴーですし。
さてさて
雨やしね。お金もないしね。(相方のお給料日はあした。お札、減ってませんように・・・)
家に閉じこもり読みかけの本を一気に読みきってしまいましょう。
図書館でお借りした本は明後日の日曜日が返却日だし。
ってなわけで、
今日は只今必死のパッチで活字を追っかけてる
読書中の本をドドン!と、ご紹介したいと思います。
めったに読まないノンフィクション。
著者は佐野眞一さん。
佐野眞一さんの『甘粕正彦乱心の曠野』をすんごく読みたいんですけども
図書館で予約してみたんですが一向に順番が回ってこない。
そんなこんなで、まだかなぁ~と待ちわびていたらなんと、
この本、もらっちゃいました。たらら・らっきー♪&さんきゅー・べりまっち♪
陰謀渦巻く満州帝国で関東軍と結託しアヘン取引組織を作り、
巨額の資金を生み出した阿片王と呼ばれた里見甫の人生。
里見甫。
実は、わたくし、全然知らんひとです。すみません。
400ページほどあるんでけども。
なんですか、まだ100ページほどしか読んでませんが
なんといいますか、全体的に胡散臭さが漂っていて、
嫌いじゃない雰囲気なので、というか、お好きな雰囲気なのでずるずると読んでます。
ただ、どうも、里見甫のはっきりとしたお姿がまだ一向に見えません。
甘粕正彦氏とも阿片工作を巡りなにやら深いつながりがあったとか。
川嶋芳子嬢とも交流があったとか。
わたしがちびっ子の頃、テレビなんかでよく登場していた
何者かその当時も今もちゃんと理解できてはいないけど
政界や財界のもすごい大物な人物たちのお名前もちらほらとでてきて
満州を闇で支配していた里見甫とつながっていたようだ。
なんですか、すんごく、不穏な感じで、ぞくぞくしてます。
ゆっくりと、ずるずると、読み続けたいです。
続けてまたまたノンフィクション。
明日からNHKでドラマが放送されます。
白洲次郎。
実は、わたくし、全然知らん人でした。またまたすみません。
ユムユムさんが白洲次郎さんの本を読まれたとおっしゃってましたので
図書館で白洲次郎さん関連の本を探しましたところ、本書がありました。
伝記のコーナーにありました。
伝記を読むのは、数年前に読んだガンジー以来。
ちなみに、ちびっ子の頃、ベーブルースの伝記を読んで
プロ野球選手のお嫁さんになりたいと夢見たこともあった。
ちょっと、脱線しちゃったわ。
読む前にどんな人物なのか興味があったので調べてみたら
すんごく、かっこいい人物のようでした。
敗戦直後の占領時代にマッカーサーを叱り飛ばした日本人がいたというエピソード、
いつやったかどこかで聞いたことがあったけど
この人やったんか。ふぅ~ん。そっか。それが誰かまでは知らなんだ。
ってか、この方、今の芦屋で生まれてるし、すんごいお金持ちやし。
まっ、それもあったからなんだろうけど、戦前、戦中、戦後直後、
この人の活躍はすごいものがあったんだなって思います。
敗戦直後も日本の未来のことをちゃんと考えてらっしゃった人だし。
戦後の政財界でもすごい活躍された人だし。
今読んでる里見甫氏と似たような時代に生まれて戦前から戦後を生きてるけど、エライ違いやなぁ~
でもなんか、白洲次郎さんという人物に夢中になれないんですよ。
確かに度胸もあるし、見た目もそりゃかっこいいし。おしゃれやし。
なんかねぇ、著者の白洲さんに対する思い入れの強さみたいなのが
かえって鼻についてしまっちゃったわ。そこんとこが邪魔してるみたいな気もしちゃった。
でも、この時代のことをちゃんと知りたいのでいろんなことお勉強になります。
政治はちんぷんかんぷんなんだけど、
わたしでも知ってる昭和の政治家や経済界の大物も登場してくるし、
あっ、この人、あの人の、おとうさんだ。とか、この人はあの人の孫やわ。
とかって今の政治家さんのお顔とかも思い出しながらにやにやして読んでたりもして。
白洲さんがいたから今の総理大臣がこの世に生を受けたんやなぁ~とか。
ある意味、この本は豪華キャスト。ワクワクして読んでる部分もあります。
日本が戦争に負けて、占領されて、その後、復興してゆく、そんな日本の姿と
そこに生きたいろんな立場の人物たちの姿が読める本をこれからはもっと読みたいです。
ってか、まだこの本、3分の1、残ってるし。
急いで読まなきゃ。
本書もまたまたノンフィクション。
ドラマ化されてこの春、NHKで放送されるそうです。
この本は今朝読み終えました。
涙でぐっちょぐっちょです。
鼻水もぐっちょぐっちょです。
心、乱れ、それやのに、なんや、温かいものがあふれてきちゃいました。
また一冊、心に残る本を読むことが出来ました。
気持ちを落ち着かせてから、後日、たっぷりと、読後感想文を書きたいと思います。
で、本書で著者も読まれた『ワイルドスワン』、わたしも、もう、何年も前に読みました。
20年ほど前に『大地の子』を読んだのですけども、そのときはじめて文化大革命を
知ったのです。お恥ずかしい・・・
で、文革に関する本をそれほど多くはありませんが何冊か読みました。
今日は、ここで、わたしが持ってる文革の時代を生きた方の本、2作も紹介したいと思います。
文革で娘さんを亡くし帝国主義のスパイとして逮捕され6年以上も独房に監禁された
鄭念(チェン・ニエン)さんがその体験とその時代を回想した『上海の長い夜』です。
文革当時14歳で紅衛兵を経験したユン・チアン(張戎)さんの祖母、母、娘、三代にわたる家族の物語を自伝的に描いたノンフィクション『ワイルド・スワン』です。
わたしが生まれ、ぬくぬくすくすく育っていた小学生時代ごろの中国で
これほどまでに過酷な文革の嵐が吹いていたなんて衝撃的でしたし、
恐怖すら感じました。
それでも権力に屈することなく信念を堅持し闘い生き抜いた人たちが居ました。
そんなことが隣国の中国で起こってたってことをわたしは20代の終わりに『大地の子』を読むまで知らなかったんです。
自分の人生を自分のために生きられる自由。
わたしはそのために血の滲む努力を強いられたことはない。
平和で自由で、豊かな時代に生まれてあたりまえに平穏な日々を過ごしていられる
今に感謝することも忘れてしまってます。
せめて今を生きていられることのありがたみを見失わないようにしたいです。
30代の頃、『上海の長い夜』『ワイルドスワン』を何度も再読したりして夢中で読みました。
この手で自分のための自由を得るために。(って、なんの?)
いえね、わたし、これでも、30代は結構大変なこともあったんよ。
またこの2作は読みたいです。
でもね、本文の文字がすんごく細かくって・・・
わたしも、老いました・・・
近眼に老眼が混じる40代後半・・・
過ぎ去った年月の長さを感じちゃったり。トホッ・・・
今日はまた朝からしとしと冷たい雨。
冷えます。
ぽんぽんがぴーですし。
さてさて
雨やしね。お金もないしね。(相方のお給料日はあした。お札、減ってませんように・・・)
家に閉じこもり読みかけの本を一気に読みきってしまいましょう。
図書館でお借りした本は明後日の日曜日が返却日だし。
ってなわけで、
今日は只今必死のパッチで活字を追っかけてる
読書中の本をドドン!と、ご紹介したいと思います。
めったに読まないノンフィクション。
著者は佐野眞一さん。
佐野眞一さんの『甘粕正彦乱心の曠野』をすんごく読みたいんですけども
図書館で予約してみたんですが一向に順番が回ってこない。
そんなこんなで、まだかなぁ~と待ちわびていたらなんと、
この本、もらっちゃいました。たらら・らっきー♪&さんきゅー・べりまっち♪
陰謀渦巻く満州帝国で関東軍と結託しアヘン取引組織を作り、
巨額の資金を生み出した阿片王と呼ばれた里見甫の人生。
里見甫。
実は、わたくし、全然知らんひとです。すみません。
400ページほどあるんでけども。
なんですか、まだ100ページほどしか読んでませんが
なんといいますか、全体的に胡散臭さが漂っていて、
嫌いじゃない雰囲気なので、というか、お好きな雰囲気なのでずるずると読んでます。
ただ、どうも、里見甫のはっきりとしたお姿がまだ一向に見えません。
甘粕正彦氏とも阿片工作を巡りなにやら深いつながりがあったとか。
川嶋芳子嬢とも交流があったとか。
わたしがちびっ子の頃、テレビなんかでよく登場していた
何者かその当時も今もちゃんと理解できてはいないけど
政界や財界のもすごい大物な人物たちのお名前もちらほらとでてきて
満州を闇で支配していた里見甫とつながっていたようだ。
なんですか、すんごく、不穏な感じで、ぞくぞくしてます。
ゆっくりと、ずるずると、読み続けたいです。
続けてまたまたノンフィクション。
明日からNHKでドラマが放送されます。
白洲次郎。
実は、わたくし、全然知らん人でした。またまたすみません。
ユムユムさんが白洲次郎さんの本を読まれたとおっしゃってましたので
図書館で白洲次郎さん関連の本を探しましたところ、本書がありました。
伝記のコーナーにありました。
伝記を読むのは、数年前に読んだガンジー以来。
ちなみに、ちびっ子の頃、ベーブルースの伝記を読んで
プロ野球選手のお嫁さんになりたいと夢見たこともあった。
ちょっと、脱線しちゃったわ。
読む前にどんな人物なのか興味があったので調べてみたら
すんごく、かっこいい人物のようでした。
敗戦直後の占領時代にマッカーサーを叱り飛ばした日本人がいたというエピソード、
いつやったかどこかで聞いたことがあったけど
この人やったんか。ふぅ~ん。そっか。それが誰かまでは知らなんだ。
ってか、この方、今の芦屋で生まれてるし、すんごいお金持ちやし。
まっ、それもあったからなんだろうけど、戦前、戦中、戦後直後、
この人の活躍はすごいものがあったんだなって思います。
敗戦直後も日本の未来のことをちゃんと考えてらっしゃった人だし。
戦後の政財界でもすごい活躍された人だし。
今読んでる里見甫氏と似たような時代に生まれて戦前から戦後を生きてるけど、エライ違いやなぁ~
でもなんか、白洲次郎さんという人物に夢中になれないんですよ。
確かに度胸もあるし、見た目もそりゃかっこいいし。おしゃれやし。
なんかねぇ、著者の白洲さんに対する思い入れの強さみたいなのが
かえって鼻についてしまっちゃったわ。そこんとこが邪魔してるみたいな気もしちゃった。
でも、この時代のことをちゃんと知りたいのでいろんなことお勉強になります。
政治はちんぷんかんぷんなんだけど、
わたしでも知ってる昭和の政治家や経済界の大物も登場してくるし、
あっ、この人、あの人の、おとうさんだ。とか、この人はあの人の孫やわ。
とかって今の政治家さんのお顔とかも思い出しながらにやにやして読んでたりもして。
白洲さんがいたから今の総理大臣がこの世に生を受けたんやなぁ~とか。
ある意味、この本は豪華キャスト。ワクワクして読んでる部分もあります。
日本が戦争に負けて、占領されて、その後、復興してゆく、そんな日本の姿と
そこに生きたいろんな立場の人物たちの姿が読める本をこれからはもっと読みたいです。
ってか、まだこの本、3分の1、残ってるし。
急いで読まなきゃ。
本書もまたまたノンフィクション。
ドラマ化されてこの春、NHKで放送されるそうです。
この本は今朝読み終えました。
涙でぐっちょぐっちょです。
鼻水もぐっちょぐっちょです。
心、乱れ、それやのに、なんや、温かいものがあふれてきちゃいました。
また一冊、心に残る本を読むことが出来ました。
気持ちを落ち着かせてから、後日、たっぷりと、読後感想文を書きたいと思います。
で、本書で著者も読まれた『ワイルドスワン』、わたしも、もう、何年も前に読みました。
20年ほど前に『大地の子』を読んだのですけども、そのときはじめて文化大革命を
知ったのです。お恥ずかしい・・・
で、文革に関する本をそれほど多くはありませんが何冊か読みました。
今日は、ここで、わたしが持ってる文革の時代を生きた方の本、2作も紹介したいと思います。
文革で娘さんを亡くし帝国主義のスパイとして逮捕され6年以上も独房に監禁された
鄭念(チェン・ニエン)さんがその体験とその時代を回想した『上海の長い夜』です。
文革当時14歳で紅衛兵を経験したユン・チアン(張戎)さんの祖母、母、娘、三代にわたる家族の物語を自伝的に描いたノンフィクション『ワイルド・スワン』です。
わたしが生まれ、ぬくぬくすくすく育っていた小学生時代ごろの中国で
これほどまでに過酷な文革の嵐が吹いていたなんて衝撃的でしたし、
恐怖すら感じました。
それでも権力に屈することなく信念を堅持し闘い生き抜いた人たちが居ました。
そんなことが隣国の中国で起こってたってことをわたしは20代の終わりに『大地の子』を読むまで知らなかったんです。
自分の人生を自分のために生きられる自由。
わたしはそのために血の滲む努力を強いられたことはない。
平和で自由で、豊かな時代に生まれてあたりまえに平穏な日々を過ごしていられる
今に感謝することも忘れてしまってます。
せめて今を生きていられることのありがたみを見失わないようにしたいです。
30代の頃、『上海の長い夜』『ワイルドスワン』を何度も再読したりして夢中で読みました。
この手で自分のための自由を得るために。(って、なんの?)
いえね、わたし、これでも、30代は結構大変なこともあったんよ。
またこの2作は読みたいです。
でもね、本文の文字がすんごく細かくって・・・
わたしも、老いました・・・
近眼に老眼が混じる40代後半・・・
過ぎ去った年月の長さを感じちゃったり。トホッ・・・
by pinko_okusama
| 2009-02-27 16:38
| 読みっぷり。