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おくさまのすてきな暮らしっぷり。

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すいかの絵と会津おんな戦記を読みました。

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Word2007で描いてExcel2007でちょっとごにょごにょしてからまたWord2007で完成させたすいかちゃんの暑中見舞いでございます。めっちゃ、遠回りしちゃいました^^とりあえず、はがきサイズで仕上げてみました。いつもお世話になっておりますみなさま方にお届けしたい暑中見舞いでございます。

暑い夏をお過ごしの世界中のみなさま!謹んで暑中お見舞い申し上げます。

赤、黒、緑、白、種のとこに網掛けしたみたいに置いたほんのちょっとのピンクのぼかし、色遣いも手抜きで少々反則気味のお絵描きではございますが、これ、描くのに、かなり、四苦八苦してしまいました^^
こんな感じの暑中見舞いを描いてみようと去年の夏から温めていたお絵描きネタでございますが、もっと楽に描けるとばかり思っていましたがほんと、けっこう、難しく、手間も時間もかなりかかってしまいました。出来上がりは単純な感じですがどうやって描いたのか説明しにくいお絵描きになりました。それでも楽しいお絵描きでございます。どんなにもたつき、下手っピ―でもこうして描けたのをブログに発表できる喜びにただひたすらに感謝しております。

美味しいすいかを食べて綺麗なおしっこをいっぱい出して元気いっぱいの夏をお過ごしくださいますように・・・


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そんな感じで、今日は、ひさかたぶりきちに読後感想文を書き散らかしちゃいます。

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『小説・新島八重 会津おんな戦記』を読みました。

今年のNHK大河ドラマの主人公、新島八重さんの物語です。八重さんが故郷の会津若松で過した時代が描かれています。特に戊辰戦争終盤の会津戦争、鶴ヶ城での籠城戦で新政府軍と戦った会津藩のこと、八重さんや家族、そして会津藩士の女性たちの姿が描かれていました。

同志社大学設立者の新島襄さんの妻の八重さんという女性が今年のNHKの大河ドラマの主人公だということでしたのでドラマの舞台は関西だとばかり思っていました。それに、時代背景も明治から近代史が描かれると思っていました。ひとりの女性の生き方を描くことで激動の近代史を体感できて自分自身もその時代を一緒に生きたような気にさせられるようなドラマを期待していましたがちょっと違っちゃいましたね。でも、いい意味で違っちゃってて幕末から明治の初めというその時代の姿、抗えないその時代の事情や人間模様をもっといっぱい吸収したくって初めてNHKの大河ドラマをビデオに撮って初回からきっちりしっかりと撮りだめしたのをまとめて一気に観て6月16日に放送された24話目の『二本松少年隊の悲劇』まで観ました。あまりに不条理で、毎回、毎回、会津藩に感情移入しちゃって、理不尽な中で会津武士道を貫き、生きざまを頑固に貫きながら愛する人の名を呼びながら時代に殉じた若い人たちの姿に悔し涙でボロボロになっちゃってるんですけれど、少年たちを戦場に送りだすようなことになっちゃうのが戦争なんだろうけど、これって、内戦なんですよね、むごすぎます。薩摩も長州もなんでそこまでのことを、って思ったりもして、なんでこんなことになっちゃったんだろうか、会津もどっかで引き返せなかったのか、そこまで幕府に殉じていくしかなかったのか、それがまた不条理で、あまりにもせつないというか悔しいというか、会津のお殿様と同じ重い宿命を背負わされたような気持にもなっちゃってハードディスクに撮りだめしている続けて次に観ようと思っていた25話目の『白虎隊出陣』のそのタイトルだけでこのまま続けて観たとしたらきっと心がつぶれちゃうだろうなって思っちゃって、もう、観るのが辛くなってきちゃって、ちょっと、頭、冷やそう。ってことで、ドラマのほうは24話目までを7月の初めごろに観てからすでに放送された25話~30話目の『再起への道』を観ないままでこの本を読みました。「おまえ、まだ、そこまでしか大河ドラマ観てへんのか」と相方、「えらいことになってんぞ」ですって。相方、ちょっと、泣いたんかもしれへん。


ってなわけで、本書のざっとした拙いのに長ったらしいあらすじを少々。
幕末、会津藩の砲術師範の家柄で武家の娘として生まれた山本八重さんは17歳年上の砲術家の兄にあこがれ、兄を慕っていました。3歳下の弟は一番身近な家族のひとりなのでとても可愛がっていました。八重さんは活発で男勝りで、お裁縫よりも砲術や銃に興味を持ち鶴ヶ城を仰ぎ見ながら育ち、娘時代を過してきました。
兄の招きによって会津藩へやってきて山本家に寄宿していた但馬出石藩出身で会津藩校の日新館教授で砲術にもたけていた川崎尚之介と結婚します。
鳥羽伏見の戦いを経てはじまった戊辰戦争は会津藩の藩内が戦場となりました。鶴ヶ城に籠り藩の兵士たちを援護し武家の女性たちも闘いました。八重さんはスペンサー銃を担いで砲術隊を率いて闘いました。
城に籠っての一か月にも及ぶ激闘に耐えましたが近代化された武力を持つ新政府軍の前に会津藩は降伏。戦に敗れ城を明け渡します。
籠城戦での闘いの日々のこと、父と弟を喪い夫とも別れ、開城後、母、兄嫁、その娘とともに奉公人の元に身を寄せ、会津の山村に落ち延びていた日々のこと、兄の消息がわかり、兄を頼って京都へと旅立つまでの日々が描かれています。
八重さん27歳、故郷会津と別れ新しい人生の一歩を踏み出すところでこの本の物語は終わります。


おくさまは自分でも情けなくなるほどの歴史音痴で、特に幕末がなんのこっちゃでして、幕末はいろんなことがわかんない。そのなかでも特に新撰組がわかんない。新撰組関連の小説を読んだこともない。相方がNHK大河ドラマが大好きで毎年録画したのを観ているのでその傍らで家事をしながらおくさまはちらちらと『篤姫』さんやら『竜馬伝』をちら見したがために余計にこんがらがってしまった幕末という時代。自分の頭の中の土俵には新撰組と赤穂浪士とが一緒にのっかって幕末と年末の違いぐらいしかわからない。新撰組って敵か味方かもわかんない。そんな感じのおくさまが今年の新春ワイド時代劇『白虎隊~敗れざる者たち』を録画して、白虎隊のこと白虎隊の悲劇のことを知ることで幕末を学べるかと思ってこのドラマを観たんですけど、会津藩に「ジュテームじゃ!」とかって乗り込んできた土方歳三さまの登場で新撰組と会津藩が同じ土俵にのっかっている現実を受け入れられずに頭の中がこんがらがりきしょく悪すぎた岸谷五朗さまにのけぞっり軽いめまいが・・・この新春ドラマでかなり時代背景とかを知ることはできたんだけど白虎隊のこと、あんまりよくわかんなかった。どうしてそんなことになったのかが。会津といえば白虎隊、会津といえば戊辰戦争、それくらいは連想できても言葉として、歴史の中の一行でしかなかったんですけれど、この新春ドラマを観て幕末のこと、会津藩のこと、予習できたけどもっともっと知りたいなと思っていたのでNHK大河ドラマ『八重の桜』では幕末のこと、会津藩のこと、すごく、よくわかって見ごたえがあって、今年の大河でおくさま、苦手な幕末のこんがらがり具合が和らいできました。会津藩と朝廷、幕府、新撰組との関わりとか、かなり頭の中で整理整頓できてきたようです。
そこへこの本を読んでまた鳥羽伏見の戦いからはじまった戊辰戦争や会津戦争のこと、会津藩や、会津藩の藩士の女性たちが厳しい戦いを強いられ、籠城戦とはどういうものだたのか、幕末から明治になった頃の会津の人たちが時代に翻弄されながらどう生き抜いたかを知ることができました。

この本、読みやすかったです。ただこの本はやはりタイトルが会津おんな戦記ですから戦記としては読むほどに戦況の緊迫感がすごく迫ってきて籠城戦の戦いはとても読みごたえがあって臨場感たっぷりだったと思います。戦火の中の鶴ヶ城の城下の武家の人たちの悲劇もせつないほどに伝わってきました。鶴ヶ城に籠った500人の武家の女性たちは死を覚悟しながらも兵糧を炊き、弾丸を作り、負傷兵の看護にあたります。八重さんだけでなく鉄砲を持ち戦闘に加わった女性もいましたし、城に撃ち込まれた不発弾に濡れた筵をかぶせ命がけで消火もしました。照姫様とともに団結し城と運命を共にする決意で女性たちも懸命に戦い散ってゆきました。
この戦、やらなきゃいけなかったんだろうか、って思うし、この戦、避けられなかったのかなって、敗れた後からそう思っても仕方ないってことはわかってるけど、戦火に巻き込まれてしまたあの時代の会津の人たちの姿からいろんな思いがあふれてきて、いろんなことを考えさせられました。戦場になってしまった故郷の姿に八重さんだけでなく、会津の人たちは何を思い、何を感じたのか、その故郷を追われ北へ向かった会津の人たちの思い、その気持ちに少しでも寄り添いたいなって思いました。

ただ少しわがまま言わせてもらえば、八重さんと最初のご主人の川崎尚之介さんとの結婚や別れのいきさつがよくわかんなかったです。もう少し掘り下げてドラマチックに描かれていたらよかったのにな。だって、小説なんだからさっ^^あっ、それと、兄の覚馬さんの妻のうらさんが選んだ人生も理解できなかったです。すべてが戦がもたらした哀しい運命に翻弄され愛する人たちでさえも引き離されてしまったからなのかもしれないなって、そう思えてきました。読んでよかったなって思います。でも、もうちょっと、骨太な人間ドラマやぐんぐんとした群像劇を読みたかったかも^^まっ、280ページほどですし490円(税別)ですからね。満足です。
歴史にもしもってのははないのかもしれませんが、この戦がなければ、八重さんと尚之介さんご夫婦は添い遂げたのかな、でもそれだと、新島襄さんとのご縁はなかったのかも、なんて・・・歴史にも、人の人生にも、あのときもしも、なんて、後からそんなことを言い出したとしてもどうしようもないんですよね。

本書の続きで同じ作家さんが描かれた『小説・新島八重 新島襄とその妻』というのがありますがNHKの大河ドラマのほうも8月以降の後半は明治時代が描かれるんでしょうね。舞台も京都、八重さんはどんな人生を歩むんでしょうか、そんで、どんな人物たちが登場してきて八重さんの人生にどう関わってくるのか、明治とはどんな時代だったのか、覚馬さまのその後、そして、明治時代の会津の人たちと新撰組の人たちのこと、知りたいことがいっぱいでこれからのドラマの展開もとても楽しみにしているんです。だから本のほうはもういいかも^^ってか、撮りだめした残りの25話~30話まで早く観とかなきゃ。泣いちゃいそうだな・。・

なんかでもアレだなぁ~わたしの抱えている不条理さなんてちっこいもんだな。戦はなくっても不条理なことっていっぱいあるし、たとえばどんなに理不尽な目にあったとしても、文句は言わない、言いわけしない、ちゃんと生きよう。がんばろう。今、すごく、珍しいことに、おくさま、めっちゃ前向き^^


また長~い文章になっちゃって書きたいだけ書き散らかしちゃってごめんなさい。いつもご訪問ありがとうございます。明日で7月が終わっちゃいます。ってか、もう日付、変わっちゃってるし、今日だよ。
ちびっ子たち、夏休みの宿題の進み具合はいかがですか?あんたらの、進み具合次第で大人、親たちは後からしんどい思いをさせられるんですよ~^^楽しい夏休みをお過ごしくださいね。では、みなさま、今夜はこの辺で、おやすみなさい。スイカの絵、もしよかったら、右クリックでお持ち帰りしてくださって結構です。いつもありがとうございます。
by pinko_okusama | 2013-07-31 00:18 | お絵描き。

専業主婦・おくさまのすてきなはずがすってんころりんな暮らしっぷり。そんなえらいこっちゃでそやけど幸せな日々の記録です。


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