おくさまのすてきな暮らしっぷり。

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2009年 08月 28日 ( 1 )

相方が電話一本で毎晩毎晩午前様なものですから読書がとてもすすみますわ。

貴方の晩ご飯をチンたりする手間も省けますから読後感想文もこうやって

夜も静かに貴方のこともすっかり忘れて思う存分書き散らかせます。ありがとう。

冷蔵庫の中にはチンされるのを今か今かと待っているおかずであふれてますよ。

お味、たっぷりとしみてることでしょう。

怒ってなんかいませんよ。

こんな夜が続いた夏の終わりもあったのよ。と、

いつか、ふたり老いた日に笑っておはなしできる冷たい夜もくることでしょう。


さて、

返却日まであと2日。

今日、『ガリレオの苦悩』を読みました。面白かったです。

東野圭吾さんの本って後味の悪さが残っちゃうんだけど

本書ではほろ苦さが残ってしまいました。

ってことで、

読後感想文、いってみよー


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湯川の頭脳に挑戦してくる犯人たち。

科学を殺人の道具に使う人間は許さない。
――――絶対に。

「ガリレオ」シリーズ2冊同時刊行。

理論の短編。




『落下る』 アイデアがあるなら試せばいい。価値のない実験なんかない

『操縦る』 人の心も科学です。とてつもなく奥深い

『密室る』 人間が生み出した謎を解くには、人間のことを知っておくひつようがある

『指標す』 神秘的なものを否定するのが科学の目的じゃない

『攪乱す』 魔法なんてものは、この世に存在しない

帯より



5章からなる短編集。

ええっと、このシリーズ、短編やとタイトルが読めなかったりもする。

『落下る』おちる『操縦る』あやつる『密室る』とじる『指標す』しめす『攪乱す』みだす。

なんとなく読めそうなんだけどちゃんと読めない。

でもどんな事件なのかを本文を読む前にこのタイトルだけで

落下しちゃう事件なんだなとか操縦しちゃう事件なんだなとか密室の事件なんだなとか・・・

なんとなく想像がつきます。って、ふつーに漢字を読んだそのまんまやん。


クイズ番組とかで漢字の読み方とかってあるじゃないですか、

今までに見たこともない知らない漢字とかだと

想像力働かせて読んじゃったりするとまぐれ当たりなんかしちゃったりもして

わたしって、天才かもって思っちゃう。わたしだけか(笑)

5章目の『攪乱す』で「筆忠実」って漢字を初めて見ましたの。

「ふでまめ」と読むのですね。お勉強になりました。あはっ、知らなんだ(恥)

あらっ、気がつけば、おはなしが読後感想文からはずれちゃってますね。


『落下る』と『操縦る』は映画化の前に2時間ぐらいのドラマになってたかなぁ。

湯川先生がバレーボールしてたっけかなぁ。あのドラマも面白かったな。


石神さんのあの事件の尾を引いちゃってたのはガリレオ先生だけでは

無かったんですね。

草薙刑事さまもけなげに生きてるふたり暮しの母娘の姿なんかを見ると

冷静な判断がしにくいとかっておっしゃってましたし・・・

石神さんのあの事件のせつなさが蘇ってきたりなんかもしてしまいました。

『容疑者Ⅹの献身』、もう一度読みたいな。

刑事さんだって人の子なんですよね。犯人に惚れちゃったりもするし(笑)


湯川先生もやはり積極的に警察に協力しようとはしないでいたけど

事件や犯人が湯川先生の人生とも深く関わっていて・・・



どのおはなしも事件の不思議さがとても面白く読めたけど

トリックが明かされるワクワク感はやはりもうそこにはなかったです。

摩訶不思議な現象を利用したトリックを破るために実験したり

現場を何度も訪れたりして事件を科学的に証明しようと

まるで怪事件を楽しんでいるかのような屈託の無い

湯川先生はもうそこにはいないんだなとちょっと寂しく感じたりもしましたけど、

科学者としての湯川先生の姿、ひとりの人としての湯川先生の姿、

そして、ガリレオの苦悩を感じ取りました。

事件を起こすのも人。事件の謎を生み出すのも人。

その事件の真相を明らかにするのも人。

僕は犯人の動機には興味が無いとおしゃる湯川先生だけど

人間が生み出した謎を解くにはやっぱり人間のことを知っておく必要があるともおっしゃいます。

他にもこの物語を読みながら湯川先生のその人となりなんかも感じられます。



シリーズ初めの『探偵ガリレオ』や『予知夢』のときは怪事件、謎、トリック、実験、

科学的証明、明かされる真相と真犯人、その楽しみだけで充分でもあったんだけど

本書ではそこに描かれている人間が味わい深くってそこに湯川先生を巻き込んだ

嫌な事件が絡まり事件が解決した後にほろ苦さが残る。


ドラマとか映画とか、ずっと観てるんですけど原作を読んでいてもなぜか湯川先生に

福山雅治さまが重なって見えてくるってことがないんですよね。

福山さまは福山さまでまた魅力的なガリレオ先生なんですけどもね。


内海刑事さま、やっぱり、この女性刑事さん、とてもいいです。

知らないうちに体張った実験台にさせられちゃいましたね。

危なかったね~それって普通、怒ると思うけど。

湯川先生、あんまし、危ないことはしちゃダメですよ。


このシリーズ、5冊読んでます。図書館で全てお借りして。タダですわ。

ラッキーなことに順序良く読むことができたのでよかったな。

このシリーズ、まだ続くのかな?続きがあるのならまた図書館で順番待ってでも読みたいな。
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by pinko_okusama | 2009-08-28 23:30 | 読みっぷり。 | Trackback | Comments(6)

専業主婦・おくさまのすてきなはずがすってんころりんな暮らしっぷり。そんなえらいこっちゃでそやけど幸せな日々の記録です。


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