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おくさまのすてきな暮らしっぷり。

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とても豪華で美味しい読書。

とても豪華で美味しい読書。_d0012167_1748819.jpg


白洲次郎さん、正子さん、ご夫妻の長女、牧山桂子さんが
味にうるさい注文の多いご両親に出していたお料理の数々を
写真で紹介し、そのお料理にまつわる白洲家のエピソード、
お料理のちょっとした作り方なんかを紹介している本です。

『白洲次郎・正子の食卓』しかまだ読んでませんが
白洲家の四季折々の食卓はそれはそれは豪勢でございます。
器も、見るからにすごいのです。
すみません、器は詳しいことをよく知らないのですが、
それでもそんなわたしが器のお写真だけ見てもすごい値段なんだろうなぁ~と
そろばんをはじきそうになりましたがおそらくわたしが思う以上のお値段だと思う。

娘さんの牧山さんが語る白洲さんご夫妻の食にまつわるエピソードがほほえましいです。
ちょっとぷっっとわらっちゃったりもして。
作り方、盛り付け方、食べ方、とってもおおざっぱ豪快なところがまたとてもいい感じです。
お金持ちぶっても決して気取らない食卓がなんだかとても暖かい。

わたし、白洲正子さんっててっきりお料理研究家だとばかり思ってたんです。
でも先日図書館でお借りして読んだ白洲次郎さんの伝記『占領を背負った男』
で正子さんは白洲さんに嫁ぐときに確か、お手伝いさんを連れて嫁いだとかって
読んだと思うし、『白洲次郎・正子の食卓』で正子さんはお料理をしない人だということが
明らかになり、親近感が湧いてきました。こっちの一方的な親近感ですが・・・
それでいて美味しいものがお好きで美味しいものをよくご存知なのです。
まっ、だからこそ、娘さんの牧山さんが白洲家の食卓に美味しいお料理を並べられてたんですね。
いい娘さんです。

白洲次郎さんってすんごい人物だなって思ってたけど娘さんの手料理の前では普通の
どこにでも居るお父さんだし、正子さんの前ではどこにでも居る旦那様なんだなって思いました。
ちょっと強情で難しいところも垣間見えたりもして白洲次郎さんにお会いしたような気分です。
とってもいいご家族だな。

白洲家はすんごいお金持ちです。
『占領を背負った男』を読んだときは、ケッ!お金持ちやからそんな人物になれたんだなんて
思ったりもしました。
でも、
その経済力があるからこそ、その経済力で良いものや美味しいものを選ぶ
そういう熟した目や舌をちゃんと持ってる人たちだなと思いました。
これは、ほんまもんの、お金持ちやなと思いました。
なんか、失礼なこと、書いちゃってるかな^^;

で、白洲次郎さんはにんじんが嫌いでお豆腐を食べないんだそうです。
お豆腐を食べないのはある理由からなんだそうですが娘さんによると
それはとても人様には言えない理由なんだそうです。
その理由を知りたくてうずうずしちゃったりもしてます。

この本どちらも図書館で予約してお借りしました。
書店で見つけたときお値段見たら2600円(税抜き)でしたので立ち読みも遠慮しました。

もう返却日が来ましたので一旦お返ししますがまた読みたくなると思います。
そのときはまた予約してでもお借りしたいと思ってます。
贅沢で心豊かになれる本を読めました。それも、タダで(笑)

なんだか、白洲次郎さん正子さんご夫妻のファンになちゃいそうです。
NHKのドラマをまだ一話も見てないんですが3話の最終話が放送されてから見ようと思ってます。

そんでわたしも、何か、同じものを作ってみようかなと思いましたがわたしには無理です。

牛スジと牛蒡の炊き合わせというお料理があったのですが
牛スジというのはコラーゲンがいっぱい含まれててお膝の痛い正子さんのために作ったそうです。
わたくし、牛スジの下処理がいやなんです(なんでだよ・。・)。
それはとても人様には言えない理由なんですが・・・

ってなわけで、

牛肉と牛蒡の炊き合わせみたいなのんを作ってみました。

とても豪華で美味しい読書。_d0012167_18494050.jpg


あんまし、おいしそうじゃなくって、ごめんなさいませ。

晩酌のアテとしてお出しし、残ったので翌日はお昼ご飯に卵とネギを使って
牛肉と牛蒡の炊き合わせ炒飯にしてみました。

とても豪華で美味しい読書。_d0012167_18533798.jpg


わたしって、天才やわ♪
by pinko_okusama | 2009-04-07 19:25 | 読みっぷり。

専業主婦・おくさまのすてきなはずがすってんころりんな暮らしっぷり。そんなえらいこっちゃでそやけど幸せな日々の記録です。


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