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おくさまのすてきな暮らしっぷり。

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容疑者Ⅹの献身。

1000円で映画が観れるファーストデイにアポロシネマへGO!してきたおくさま。
あれからかれこれ一週間・・・
一日も早く映画の鑑賞文を書かなくっちゃ何を観たのかさえ忘れちゃうや。

ってことで、
その前に、っと・・・
前々からお聞きしたかったことをお聞きしようっと。

みなさんは、鑑賞した映画のパンフレットってお買いになりますか?


おくさまは、必ずお買いになります。

おくさまが映画を1000円で観ることにとてもこだわるのには
このパンフレットにわけがあるわけなのです。わけだらけ(笑)

映画1本、定価で1800円やん。
そやから1000円やと800円浮くやん。

だいたい、パンフレットって600円から800円くらいで売ってるやん。

スクリーンで観た映画はパンフレットとワンセットで一本の映画を観たという感じに
お勘定のほうも映画1本分で丸く治めたいわけなのです。
1000円で観てもパンフレット買ってとんとんってな感じにね。
まっ、それがおくさまのおひとりさま映画鑑賞すてきなフルコース♪
ちゅうわけなのです。にっこり^^

ちなみに、
その後、DVD化されたのをレンタルしてまた鑑賞するってのが
おくさまのおひとりさま映画鑑賞すてきなスペシャルコース♪
ちゅうわけなのです。にっこり^^こりこり^^こりっこり^^


さてさて、ここで、ついでなんで、もうひとつみなさんにお聞きします。

映画のチケットの半券はどうされてまっか?

おくさまはちゃんとパンフレットの最終ページの上端っこの角っこに
きっちり揃えてホッチキスでカチッっと止めて大事に保存してあります。

これで、アリバイは完璧!(謎)

そんな感じで

『容疑者Ⅹの献身』を観ました。

容疑者Ⅹの献身。_d0012167_17314941.jpg


ここからとても長いです。いつものことですがしゃべり倒してます。すみません。

理系科学探偵小説という感じのこのシリーズは大好き。
一昨年、原作を読みました。
ガリレオシリーズ初の長編。
ドラマ化されたときから『容疑者Ⅹ』はきっと映画化されるだろうなって思ってたら
案の定やったわ。にっこり^^

実は湯川先生よりも刑事の草薙さんがとっても気になる存在やったんですが
草薙さんはドラマ化されたのにはそれほど出番なしでそれほど絡みもなし。

なんか、先月の土曜日の夜に湯川先生と草薙さんの学生時代のエピソードを
絡めた特番のドラマやってましたっけ。
そのとき、この映画の最重要人物である学生時代の石神さんがちらりとうしろ姿で
登場してました。あのドラマも面白かったな。

さて、草薙刑事さんの代わりにといいますか
女性刑事さんを演じる柴咲コウさまが湯川先生を演じる福山雅治さまに絡んでくるわけなんですが

この女刑事さん、原作には登場しないんですよね。
東野さんの作品には絶対に出てこないタイプの女性やわ。

東野さんが描く女性はちょっと苦手なんだ。
好きになれないというか、感情移入できないというか・・・

そしてこの映画でお弁当屋さんを経営する花岡靖子さんを演じる松雪泰子さまも
原作とはまたひと味もふた味も違った靖子さんを見事に演じてました。
彼女をどう描くかでこの映画、ずい分違ったものになってたと思います。
堤真一さまが演じる石神さんにそこまでさせる魅力を
じんわりと放ちながらその苦悩も静かに伝わってきました。
事件が起こるまでのこの靖子とひとり娘の姿にはなぜかこっちも救われました。

原作読んだときはラストでこの女、ここまできて何をいまさら・・・
たいして、魅力も無いくせに、と、ムカついたんですけどね。

松雪さまはとても、とても、いい感じでした。
ラストのラストまでしびれました。すてきな女優さんですね。

いつも東野さんには、なんで、こんなとこでってな感じにせっしょな終わり方をされちゃう。
そりゃあんまりです。という感じで物語の幕が下りちゃうことが多い。
それでいつまでも後引きずっちゃうんだなぁ。

初っ端の事件のどうしようもなさをずーっと引きずりながらお話は進み
どうしようもない後味の悪さと静かに重苦しい絶望感漂うラストへ・・・

去年ドラマ化されたものとも全体的に違った味わい深さでした。

どうしようもなくやるせなかったです。

ガリレオシリーズとはいえ、この作品の主役はやはり容疑者Ⅹなんですね。

容疑者Ⅹの献身。_d0012167_22235486.jpg


石神さんを演じるのが堤真一さまと聞いてちょっとカッコよすぎやでーと思いました。
けど、この堤さま、スクリーンの中でまぎれもなく石神さんでした。

ちゃんと目が死んでました。

くぐもった声までもが石神さんそのもの。
活字から声なんて聞こえたはずも無いのにそう感じるほどやった。

そう、石神さんは、こんなひとだった。

あぁ~びっくりした。すばらしく哀しい。

いい映画だったとは思うのですけども
そこまでの罪を犯してしまったらただの犯罪者でしかないんですよね。
湯川先生の苦悩はいろんな方向から考えたらどれほどのものだったんだろう・・・

そんなことまでしても結局は誰も救われないんですよね。
愚かすぎます。


おくさま、最後列の真ん中あたりに座って観てたんやけど
ほぼ満席状態で2時間ちょい、誰も頭ひとつ動いてなかったです。
みんな、『容疑者Ⅹの献身』にどっぷり見入って、そして、どっぷり魅入ってたんですね。

あっ、劇中、四色問題というのが出てきました。
恥ずかしながら初めて知ったことですけどもこんなサイトめっけたー
おくさま、こういうの、ちょい、苦手やわ^^;
どなたかチャレンジされた方はいらっしゃるかな?
by pinko_okusama | 2008-11-07 22:57 | おひとりさま映画鑑賞。

専業主婦・おくさまのすてきなはずがすってんころりんな暮らしっぷり。そんなえらいこっちゃでそやけど幸せな日々の記録です。


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