おくさまのすてきな暮らしっぷり。

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父親たちの星条旗。

こんにちは。
お天気がスッキリしませんね。
今日は先日(といっても3週間も前ですが)おひとりさま映画鑑賞した
『父親たちの星条旗』の感想文を書き散らかします。どうぞよろしく。

そうそう、チケット買うときにね
「ちちおやたちのせいじょうち」ってすらすら言い放っちゃった。
ちょっと失敗。忘れましょう。

映画はね、しぶい映画でしたよ。しんみりしちゃいましたね。
いい映画だったんですけど・・・
すみません。
おくさま、てっきり戦争アクション映画だと間違った方向に期待が膨らんでました。
どんなに重いテーマだったとしても映画となるとどうしても強引でもいいから
ドラマチックなストーリー展開とかどこかに爽快感とか身も心も魂も揺さぶられる
大きな感動とかを求めちゃうんですよね。
そいうことを求めて見る映画じゃなかったのです。

おくさまもそろそろ大人が見る品のいい味わい深い映画を選んで見る
そんなお年頃なんでしょうけどなかなか大人になりきれません。

ってことで前置きが長くなりましたね。

d0012167_139513.jpg


日米双方から描いた「硫黄島」二部作の第一弾。
(第二弾は日本側から描かれる。12月9日から上映される『硫黄島からの手紙』
って、明日からやん。)

第二次世界大戦末期。激戦の地となった硫黄島での戦い。
その山頂で撮影された一枚の写真。
新聞に掲載されたこの写真は勝利のシンボルとして米国中が熱狂しました。
硫黄島での戦場から生還した3人の兵士たちは英雄として祭り上げられ
米国内を巡行する戦時国債キャンペーンツアーに借り出されます。

有名なお写真なのでおくさまも見たことがあります。
けどこのお写真を巡って何があったのかを初めて知りました。
それにこのお写真がどのような状況で撮影されたのかも。

戦争にというか、国家の思惑に翻弄された人間たちの姿は悲しかったり虚しかったり愚かだったり・・・



凄まじさの中にちょっと色彩を落とした感じで描かれる硫黄島での最前線の壮絶な戦場。
それとは対照的に英雄達に熱狂する米国内の(戦費には行き詰ってたけど)豊かさがくっきり鮮やかに描かれていました。
戦時中とはいえ戦場ははるか遠くの出来事で本当の戦場を知らない人たちの姿があまりにも無責任に映る。

若く純粋な青年たちを戦場で兵士として利用し、戦場で傷ついた兵士たちを今度は国策で利用しまた傷つける。

英雄扱いされることに戸惑い戦場で散った戦友を思い戦場での真実に口を噤むことに苦しみツアーを続ける3名の兵士たちの姿に虚しさがつのる。
3名の兵士たちのそれぞれの胸のうち。
彼らのその後の人生。

色んなことを考えさせられちゃって。
上手く描かれすぎていた分、とっても哀しすぎました。苦すぎました。

戦争って怖いですね。矛盾だらけやし理不尽だらけやし。
けど生還した兵士たちにとっては戦場だけが地獄ってだけでもなかったんだなってことも感じました。

国家の思惑に煽られて散々熱狂して熱が醒めれば梯子を外してしまう民衆たちの無責任さ。
人間社会の愚かさとかそんな世の中の落とし穴とか。
おくさまだって無責任側に身を置いていたかもしれない。
今の時代でも気をつけなくっちゃって思いました。

映画は苦手なフラッシュバックの連発。
おくさま 案の定 誰のこと語ってんの???って感じで大混乱。
おまけに主人公すら見失うという大失態。
洋画通でもないので俳優さんをあんまり知らないですし・・・

けどアダム・ビーチ殿には胸を打たれました。
『ウィンドトーカーズ』でもそうやったんですけど
この人って役柄とご本人自身が一体化しちゃってるように感じます。
3名の英雄のうちのひとりなんやけどね。虚しかったなぁ。純粋すぎた。
この人には何度か劇場が静まり返ってしまったほどやった。

戦場に散った戦友たちに対する生き残った兵士たちのその想いに切なくなりました。

硫黄島周辺の海をアメリカの大量の艦隊が埋め尽くすシーンにはかなり怯えちゃいました。
すぐそこが戦場やったんですね。たくさんの尊い命が失われた。たった61年前のことなんですね。

本当に語り継いでゆかなきゃいけないことって何だろう。
ちょっと考えこんじゃいました。
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Tracked from つぶやき小屋でおもしろ情.. at 2006-12-15 23:05
タイトル : つぶやき小屋って・・・
“つぶやき小屋”のおもしろ情報をナビしようと思います。 つぶやき小屋の住人が増えたらいいな。... more
Commented by chacha-tida at 2006-12-08 19:46
おくさま、こんばんは。
しんみりされたのですね。
テーマが戦争ですから、仕方ないことなのですが。
3年前に鹿児島の知覧の特攻会館へ行きました。
十代の特攻兵の方の手紙、さすがに胸が詰まりました。
こんなペコペコな機体で、遠く沖縄まで行くのはムリだと
私にも分かるくらいです。
そこまでしなくても。

沖縄でもたくさんの方が犠牲になりました。
昨年は戦後60年だったので、戦跡にも行きましたが
今の平和はたくさんの方々の犠牲の上にあるのだと感じました。
やりたいことも、食べたいものもあったでしょうに。
私にできただろうか・・・
そう考えると、自信がありません。
Commented by imoan12 at 2006-12-08 21:08
戦争からは、悲惨な事しか得られません。
虚しさと後悔、恨みが残るだけです。
分かっているのに、現在もどこかで戦火が起こっています。
悲しい現実です。
人が人を傷つける権利なんて、誰にもありません。
Commented at 2006-12-09 15:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pinko_okusama at 2006-12-09 17:30
☆chacha-tidaさんへ・・・
こんばんは。
映画に対する好みはともかくじっくり色んなことを改めて考えちゃいました。
知覧の特攻会館はおくさまも行ってみたいと思ってるんですけど
行った事のある相方がその場に立っているだけで精一杯だったと
そう言ってました。
米国との国力の違いは当時の日本のお偉いさん方もわかっていたでしょうに・・・
それでも戦争したんだから相当の覚悟があったんでしょうけど間違った
道を進んでしまったんですね。
だからこそ何でそうなったのかもちゃんと知りたいなって思うんですが。
戦争って犠牲になった人たちの数よりももっとたくさんの人たちに
深い悲しみをもたらすんですね。

沖縄も戦場になりましたよね。
兵士たちだけでなく銃後の人たちまでもが犠牲になった。
もう2度と同じ間違いだけは繰り返しちゃダメですよね。
Commented by pinko_okusama at 2006-12-09 17:48
☆imoan12さんへ・・・
こんばんは。
戦争はあってはならないってことを過去の歴史から学んでいるはずなのにね。
戦争はじめたら泥沼化するのは分かっているはずなのにね。
それでも地球上のどこかで戦火が起こってるのが現実なんですよね。
戦争って何なんでしょうね。誰のための戦争なんでしょうね。
勝っても負けても泥沼化するし失ったものは大きくってもう取り戻せないのにね。
Commented by pinko_okusama at 2006-12-09 17:53
☆2006-12-09 15:28 鍵コメントさんへ・・・
こんばんは。
そうです。クリントさんです。
ミリオンダラーベイビーは未見ですが味わい深い映画だと小耳に挟んでます。
見てみたくなりました。
硫黄島からの手紙も見たいと思ってます。
もしかして日本のキャストの皆さんが英語で喋ってるんじゃないかって
不安でしたけど予告偏でちゃんと日本語で喋ってましたので。
けど、かなり覚悟がいりそうです。
いいですね。同じ映画をご一緒に味わえる人と見れて・・・羨ましい。

お手数おかけしました。楽しみです。
こちらこそ、よろしくお願いします。
by pinko_okusama | 2006-12-08 17:59 | おひとりさま映画鑑賞。 | Trackback(1) | Comments(6)

専業主婦・おくさまのすてきなはずがすってんころりんな暮らしっぷり。そんなえらいこっちゃでそやけど幸せな日々の記録です。


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