人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おくさまのすてきな暮らしっぷり。

okusamayo.exblog.jp
ブログトップ

それなりに素敵なメリークリスマスでした今年のクリスマス。

クリスマスが終わりましたね。
みなさんは、どんなクリスマスでしたか?

おくさまは、今年のクリスマスはケーキだけ買いました。
チキンは、なんか、別に食べたい事もなかったので・・・


それなりに素敵なメリークリスマスでした今年のクリスマス。_d0012167_1810356.jpg


近鉄百貨店のB1のケーキ屋さんで買ったねん。
お店の名前は忘れました。

『金の斧ケーキ』です。←オイッ!

ごめんなさい。

『肉団子ケーキ』です。←コラッ!

ごめんなさい。自分で買っておいてケーキの名前、わからない。

おそらくマロンなんとか。

ミステリ・マロン嬢の湖知流さぁ~ん!ご存知ないっすか?

なんかクリスマスとかの過ごし方は下手です(苦笑)。

でも、今年のクリスマスはちょっといい読書が出来ました。
クリスマスに読んでよかったなぁ~って本を読めました。

それなりに素敵なメリークリスマスでした今年のクリスマス。_d0012167_19175882.jpg


乃南アサさんの『しゃぼん玉』。

以前、『毛むくじゃらとの日常』様の imoan12 さんが読まれて
「乃南さんにしては、珍しく、希望が持てる最後」って感想を書かれてましたので図書館で予約したんです。
そしたら23日に順番がやってきました。
忘れた頃にやってくる図書館の予約待ち本。
で、24日のイブに読みました。
図書館からのクリスマスプレゼントって感じ。
イブに読むにはふさわしい一冊でした。
待てよっ。っと・・・
敬老の日に読んでもいいかもしんない。
韓国映画で『おばあちゃんの家』ってあったじゃないですか。
あの感動が蘇ってきました。かなりストーリーは違いますけどもね。
人の暖かい心の交流とか・・・
あたり前の暮らしを共有することで人は心を開いてゆく・・・
そんなんがさっ。失ったものの大切さを取り戻せる感じがね・・・
どこか、似てたような気がする。

ってことで・・・
ありがとうございます。imoan12さん。

そんな感じで・・・
またおくさまの下手の横好き。読書感想文。年末スペシャル。


親からも見捨てられて帰る家も頼るべき家族もない青年。
仕事も学校も何の肩書きもない。
「あいつなら」と言ってくれる友達もいない。
親戚も知り合いもいない。
ただ漂うように生きているだけのしゃぼん玉のような存在。

窃盗を繰り返す。
ついにはもしかして殺人まで犯してしまったかもしれない引ったくりをしてしまう。

逃亡する青年がひょんなことからたどり着いた宮崎県の山村。
怪我をしている老婆を成り行きで助けその家に滞在するうちに
少しずつ村の人たちにも村での暮らしにも馴染んでゆくのですが・・・。

日が昇り日が沈む。
朝起きて、働いて、食べて、夜が来ると雨戸を閉めて寝て・・・
そんな日々の繰り返し。雨の日はまた雨の日の仕事がある。
コンビニも携帯もない暮らし。

誰かに頼られ、誰かに感謝され、
人の痛みを感じて、自分の中で何かが変わってゆく。

ちょっと、甘い感じもしたけど・・・
主人公の青年が23歳としてはちょっと違和感もあったけど・・・

人はやり直せる。
そのために必要なものは人とのつながりなんだなぁと思う。
人との関わりはわずらわしい事もあるけれど血の通った人と人との関わりはとっても大切な事だと思う。
けど、罪を犯したらやっぱり、自分自身できちんと罪の重さと向き合い
逃げるのではなく更生することと向き合わなければならないなって思う。

人生の先輩達は有り難い。
そうじゃない人もいるだろうから厄介なんやけど・・・
こういういのは、ちょっと弱い(涙)。

前半は、なんか、ありきたりやったけどさすがは乃南さんですね。
後半は溜めてたものが一気に溢れてきて泣けてきちゃいました。

テレビをつけるたびに安易なのに残酷で嫌な犯罪事件が多い。
何が、どこを、どう間違ってこんな事件が起こるんだろうかと哀しくなる。
罪は償えば終わりとも思えないけど・・・
ちょっと、人間に感動してちょっと、人間が好きになり、
なんかすごく嬉しくなった一冊でもありました。
by pinko_okusama | 2005-12-26 20:16

専業主婦・おくさまのすてきなはずがすってんころりんな暮らしっぷり。そんなえらいこっちゃでそやけど幸せな日々の記録です。


by pinko_okusama